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元気の秘訣 アーユルヴェーダとは? / What is Ayurveda, the secret of GENKI?
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アーユルヴェーダってなんだろう? What is Ayurveda?| アーユルヴェーダの基になっている考え方。Basic idea of Ayurveda|みんな一人一人違う人間。同じ人はいません| 世の中ってなにでできてるの?五大元素・Panchmahabhutas|3種類の体質:ドーシャってなに? What is Dosha, 3 types of constitution?|あっちが上がればこっちが下がる。グナ・性質 What is Guna?|障害物を無くしてきれいにする方法:パンチャカルマって何?What is Pancha Karma?
アーユルヴェーダってなんだろう? What is Ayurveda?
マッサージ?額にオイルを垂らすもの?目にオイルを入れるって聞いたけど・・・。
インドの何か。エステみたいなもの?ヨガと関係しているの?ごま油!
などなど、今までたくさんの方から「???」を聞いてきました。
これら全部正解です。
私は「アーユルヴェーダ=元気の秘訣」と考えています。
元々は、昔々日本ではまだ縄文時代の頃に、不安や病気が溢れていたインドで神様が授けて下さったもの。
それを脈々と師匠から弟子またその弟子・・・と現代まで伝えられてきた知恵なのです。
その知恵が書かれた本を古典と呼んでいます。
その本から、それぞれの解釈や経験が足されて、伝えられてきているので、病院や師匠によってお薬の製法や治療などが異なります。
私が学んだ南インドにあるケララ州は、アーユルヴェーダで特別な土地とされていますが、それは、地形や交易が盛んだったという歴史上、昔からの伝統が破壊されずに残ったからなのです。
そこに住む人々が生活の中でも大切にし、お薬の原料も豊かな大地、そこでケララ式と呼ばれる多くのトリートメントが生まれたのです。
私の大好きなインド・ケララ州・カヌールという町»
アーユルヴェーダは、私たちの毎日の生活の中で活用することもできれば、不調が出た時や予防のためにアーユルヴェーダ病院で治療やパンチャカルマ(浄化法)受けたり、お薬を処方していただく方法があります。
では、まずアーユルヴェーダの基になっている考え方を覗いてみましょう。
アーユルヴェーダの基になっている考え方。Basic idea of Ayurveda
私たちみんなそれぞれ別の命。
それぞれのお母さんとお父さんが、お母さんの胎内で出会ってひとつになって"命"が誕生する。
その瞬間から、肉体から魂が離れる瞬間までが一生です。
この「一生をどう過ごしたらいいのかな?」それがアーユルヴェーダの答えです。
こんな風に過ごしたら元気で長生きできるよとか、病気を防いだり、罹ってしまったら治す方法、心はこんな状態で、食べものはこんなふうに食べるといいよ。色んなことを教えてくれます。
今の自分を健康だと思いますか?
アーユルヴェーダのいう健康とは、身体+心+魂この3つが全部元気な状態です。
病気じゃない状態、痛みがない状態、薬を飲んでいるから平気な状態のことではありません。
健康な時は「体の存在を感じない。」です。もし足の指をぶつけたら、それまで足の指の存在を気にしながら過ごしていなくても、一気に全身が足の指になったような感じになります。
心も足の指の痛みに捕らわれるし、他の部分を感じるのも難しくなってしまいます。
身体の調子が悪いとき、なんだかイライラしたり、滅入ったり、集中力が落ちるなど、心にも必ず影響があります。
反対に、心が疲れていたり、悲しんでいたりすると、必ず身体にも不調をきたしてしまいます。
例えば、やかん(ちょこっと雑学♪薬缶とは、元々は漢方薬を煮出すのに利用されていたもの)でお湯を沸かす時、最初は冷たいやかんに冷たいお水を注いで、火にかけます。
段々やかんが熱くなってきて、中に入っているお水も温まります。
お水だけを温めることや、やかんだけを熱くすることはできません。
外と中はセット。心と体もこんな風に二つは一緒なのです。
ただこの時に素材や厚みによって、熱の伝わる速度や、保温力、冷える速度が違います。
これが私たち一人一人の特徴と同じ。暑さに強い人、周りに影響されにくいけど心の奥深くに溜めやすい人、熱くなりやすいけどあまり気にしない人。さまざまです。
みんな一人一人違う人間。同じ人はいません
同じ年齢でも、身体の造りや、心の中はそれぞれ違います。
身体が大きい人・小さい人、食べてもなかなか太れない人・太りやすい人、胃が弱い人・強い人、便秘症の人・下痢症の人、ストレスを溜めやすい人、怒りっぽい人。
いろんな人がいます。だからおもしろい。

しっかりした骨格の方が、華奢な身体を目指すとしたらどうでしょう?
普通に生活しているとなれないので、手術で骨を削ったり、ほとんど食べなかったり。
たくさん無理を重ねて、近づくことはできるかもしれません。
でも、その人らしくないので、大きな大きな負担がかかるのです。
体や心は元に戻りたいと願っていて、戻ろうとするので、常にがんばらなくてはいけないので疲れてしまいます。
自分と全然違う誰かを目指したり、他人が求める自分に変えるより、自分しか気づけない自分らしさを大切にしてください。
本当の自分に合った生活を送ることが、元気への近道です。![]()
世の中ってなにでできてるの?五大元素・Panchmahabhutas

アーユルヴェーダでは、地球上の全てが5つのものでできていると言われています。
それは、空・風・火・水・地です。日本では五大元素、インドのサンスクリット語ではPancha Mahabhutas(パンチャマハブータス)と呼ばれています。
見上げるとそこにある空や海の水のことではなく、存在というか、とってもうまく特徴を表したものです。
大切な言葉なので、「くーふーかーすいち」もしくは「ちすいかーふーくー」と覚えて下さいね。
宇宙も私たちも、私たちの食べるものも、動物もご近所さんも、周りの草木も全て、この空・風・火・水・地でできていて、お互いに影響しあっています。
それぞれの特徴を見る前に、頭の中で想像してみましょう。
最初に私たちの存在しているこの空間を思い浮かべて下さい。
まだ何もないただの空間。何かが触れるのを感じます。風です。
冷たい風もあれば温かい風もあります。
温かさや明るさをもたらしてくれているのは火。
そして水。私たちの体の大部分を占める水。
水が染みこむ大地。水を囲ってくれる大地。私たちをしっかりと支えてくれる大地。実りをもたらしてくれる大地。
では、アーユルヴェーダのいう特徴を見てみましょう。
空: 柔らかい、軽い、滑らか、聴覚
風: 軽い、冷たい、すべすべ、粗い、非粘性、触覚
火: 熱い、鋭い、軽い、すべすべ、視覚
水: 液状、油性、冷たい、鈍い、柔らかい、味覚
地: 重い、丈夫、固い、固体、濃い、しっとり、嗅覚
私たちは、この空・風・火・水・地のバランスを取りながら毎日生きています。
例えば冬の木枯らしが吹いた時、強くて寒い風です。
環境に風の要素が多くなり、私たちの体を風で乾燥させます。
この時、私たちの体は自然と温かくて汁気の多い鍋などを食べたくなるのです。

このバランスを保つために、神様は様々なプレゼントを用意してくれました。
暑い夏には、水分をたくさん含み熱くなった体を冷やすスイカやきゅうりなどの野菜が育ちます。
寒い冬には体を温め、パワーをつける食材が育ちます。
自分の住む土地に育ったものを育った時期に、自分の消化力に合った量を食べることで、自然にバランスがとりやすくなるのです。
同じように、暗い夜には寝て、明るい時間は活動するなど、自然と仲良く生活を送ると、体や心が楽になります。
バランスが崩れると、不調が出てきます。
地球でも、このバランスが崩れると、熱が増えて干ばつになったり、洪水が起きたり、ハリケーンや地震などが発生します。
そして一度大きく崩れると、戻るまでしばらく時間がかかります。
さらに、お互いが影響しているため、洪水などで"水"が増えすぎて、"地"の固める作用が弱まって、地崩れが発生したりといったことが起こるのです。
私たちの身体や心も同じです。
崩すことを恐れるのではなく、崩さないように予防する、崩しにくく強くしておく、崩れたら治りやすくしておくことが大切です。
それには、毎日の生活で、この空・風・火・水・地の変化を感じて、自分とのバランスを保つことがとても大切です。
3種類の体質:ドーシャってなに? What is Dosha, 3 types of constitution?
3種類のドーシャ(トリドーシャ)。
これもとてもよく出てくる言葉なので覚えてくださいね。
- ヴァータ Vata
- ピッタ Pitta
- カパ(カファ) Kapha
みんなの心や体の中、世の中全体に、この3つのドーシャ(トリドーシャ Tri Dosha)があります。
目に見えるものではないので、体を切ってみても見つかりません。
ただあることを信じてイメージしてみて下さい。
お母さんの胎内でお父さんとお母さんが出会った時、二人がどのドーシャをたくさん持っていたか、生まれた季節や環境、妊娠中にお母さんがどう過ごしたか・何を食べたかなどで、私たちのバランスが決まります。
だから一人一人ドーシャの割合が違うのです。
その割合が、自分にとってのベストバランス、自分らしい状態です。
Prakriti プラクリティ(プラクルティ)と呼びます。
生まれた瞬間のプラクリティが、その後の季節や時間が変化していく中で、バランスを崩したり(=不調)、元のベストバランスに戻ろうとしたり、周りに合わせて私たちも変化します。
Q. 3種類だから1/3ずつがバランス良いのでは?One third is the best balance?
A. いいえ、違います。
その1/3ずつのドーシャを持って生まれてきた人にとっては、そのバランスが一番ですが、そうでない人にとっては、それは自分にとってのベストバランス(=プラクリティ)とずれているのでバランスが崩れている状態になるのです。
では、自分が多く持っているドーシャを知っておくと、生活のヒントが得やすいのでちょっと調べてみましょう。
それぞれのドーシャの主な特徴を挙げるので、自分がどの特徴を一番多く持っているか考えてみてくださいね。
- ドーシャの主な特徴
- ヴァータ Vata
乾いている(かさかさ、がさがさ)、軽い、冷たい(体に触れてみましょう)、粗い(がさつき、黒ずみ)、鋭い、流動的(止まっているのが苦手) - ピッタ Pitta
少し粘性、鋭い、熱い(体に触れてみましょう。赤みがかっていますか?)、軽い、不安定 - カパ(カファ)Kapha
粘性、冷たい(体はしっとりして冷たい)、重い、遅い、安定、身体の運動機能
小さな頃はカパが多く、年を重ねるにつれて徐々に減っていきます。
ピッタは、中年期にぐーんと高まります。
そしてヴァータは、年を重ねるにつれてどんどん増えていきます。カパと反対ですね。
赤ちゃんや子供を想像すると、カパの雰囲気が覚えやすいと思います。
同じように中年でバリバリ働いている人や、子育てをがんばっているご両親をピッタ。
そしておじいちゃん・おばあちゃんを想像すると、ヴァータのイメージがつかみやすいと思います。
アーユルヴェーダは生活や経験。
文字で覚えるのではなく、想像力をいっぱい使って、自分の中にどんどん取り込んでいきましょう。
あっちが上がればこっちが下がる。グナ・性質 What is Guna?
世の中の性質は10組。
それぞれの組がシーソーのように、左が上がれば右が下がり、右が下がれば左が上がります。
両方のバランスが取れた状態がベストですが、偏りを感じたら、上がっている方を下げるか、下がっている方を上げます。(例:寒くて冷たくなった体を温めるために、温かいお風呂に入る。)
下り続ける道は無いように、一気にガコーンと下がったり上がったりすると、衝撃が大きくなります。

その時一気に戻そうとすると、ガコーンと反対側に行きすぎたりして、これまた大きな衝撃が加わります。(例:凍傷を起こした時、熱いお湯ではなくぬるま湯でゆっくりと温める。)

でもゆっくり位置をずらすなど、焦らず調節を取りながら乗れば、バランスを保つことができます。
そして強さ(例えば、グラグラしないような安定感ばつぐんの台座)があると、ある程度の衝撃では揺らぎません。
普段から強さを養いつつ、一気に衝撃を与えないように気をつけましょう。
- 重い←→軽い
- 冷たい←→温かい
- 乾燥←→油
- 静か←→動く
- 軟らかい←→硬い
- 濁っている←→澄んでいる
- 滑らか←→荒い
- 動かない←→動く
- すごく細かい←→とても粗い
- 固体←→液体
- 動く、軽い、冷たい、速い → ヴァータ&ラジャスが増える
- 熱い、鋭い、軽い、微油性 → ピッタ&ラジャスが増える
- 重い、遅い、油、冷たい → カパ&タマスが増える
障害物を無くしてきれいにする方法:パンチャカルマって何?What is Pancha Karma?
これからご紹介するパンチャカルマは、とても素晴らしい方法なのですが、お医者さん・お薬・セラピスト・患者という四本柱+金銭も時間(私の場合40日間かかりました)も必要なので、残念ながら日本で本格フルコースを受けることは叶いません。
アーユルヴェーダが体や心の根っこにアプローチする流れや方法をヒントにしてみてくださいね。
インドへ行く機会があったら、ぜひ現地で体験してくださいね。
体の中には消化管や血管など、たくさんの道が走っています。
太い道・細い道・短い道、さまざまな道が入り組んでいます。
いくつかの道は、口や尿道など、外の世界と繋がっています。
この体の中の道のことを、アーユルヴェーダでは、Srotasスロータスと呼んでいます。
実際の道路でも、障害物があると通り道が狭くなって、通行量の少ない時は問題ないように思えても、ふとしたきっかけで通行量が増えると、大渋滞となってしまいます。
私たちの体の中の道も同じ。
流れを悪くしないように、障害物を無くして、いつも道にゴミが溜まらないようにお掃除しましょう。
体の中の場合、障害物になるのは、消化しきれなかった食べ物だったり、出し切れていない老廃物、ほこりや環境の汚れも入ってきます。
→障害物ができると流れが悪くなって、徐々に汚れ溜まっていく
→溜まった汚れが腐ったりしてどんどん体に悪いものになる
→病気の原因となる
アーユルヴェーダでは、その道に溜まった汚れや障害物をごっそり体から出してきれいにする方法があります。
これが5種類の浄化療法パンチャカルマ(=5つの方法)です。
通常、病院でドクターに自分に合った方法を処方してもらいます。
私がアーユルヴェーダの大好きな点の一つとして、同じ薬やトリートメントが、病人の場合は治療、健康な人の場合は病気の予防や健康維持、若返り治療となるということがあります。
内臓・身体機能がかなり改善されるパンチャカルマ(浄化療法)ももちろんそうです。
体に良い影響を与えるものだから「誰にでも使える」のです。
パンチャカルマは、念入りに慣らしながら3ステップで行います。
体力がいるので、あまりにも衰弱している人や、小さな子供は、本格的なパンチャカルマは負担が大きいので、軽い別の方法をとります。
- 油剤法
- ギーやオイルなどの油分を口から体内に入れる(スネハパナ)
- オイルマッサージで皮膚から油分を入れる(アヴィヤンガ)
→体の中に溜まった悪いもの(アーマ)が柔らかくなる。 - 発汗法
キリ、ダーラ、温浴など、主に日本のサロンで行われているトリートメント
→柔らかくなった悪いもの(アーマ)が液状になる。
2.プラダーナカルマ - いよいよ排出
- ヴァマナ(吐く)
吐き気を催す薬を飲んで吐きます。上から入れて上から出すので、カパのいる上半身をきれいにします。カパが増えすぎた時に適している。 - ヴィレーチャナ(下剤でくだす)
お薬を飲んで、下痢を催させます。上から入れて下から出すので、ピッタのたくさんいる胃から腸に向かってきれいにします。ピッタが増えすぎた時に適しています。 - バスティ(浣腸でくだす)
煎じ薬や薬用オイルなどをお尻の穴に入れる。下から入れて下から出すので、ヴァータがたくさんいる腸をきれいにします。ヴァータが増えすぎた時に適しています。 - ナスヤ(鼻に入れて口から出す)
ギーなどを鼻の穴に入れて、口から吐き出します。肩から上の病気に適している。 - ラクタモクシャ(血を抜く)
ヒルやナイフなどを使って、汚れた血液の溜まっている場所から血を抜きます。静脈瘤やアトピーなど。
パンチャカルマ期間中、終わった後同じ日数の間、冷たいものの飲食や、長距離の移動を避けるなど、体が浄化に集中できるよう優しい負担をかけない生活を送る。(負担がないよう急ブレーキではなく、ゆっくりと止めていくため。)
とにかく長く時間のかかるトリートメントなのです。
でも、これまで長い時間をかけて積もったアーマを洗い流すには、時間がかかるのは当然。
手っ取り早く一気に排出しようとすると、強い薬を使うとか、手術で取り除くなど、すごく負担がかかる方法になります。
病気が表面に出るまでにかかった日数の倍、治療にかかると言われています。
「まだ平気」を続けていると、その後長い我慢をしなくてはいけないかもしれません。
普段から食事や生活習慣に気をつけている方が、小さなことなので本当は楽なのです。
効果的で楽なのは『治療より予防
』
年一回の大掃除と同じように、体と向き合いきれいにするパンチャカルマや浄化療法は、年に一回のペースで受けるのが理想です。

